現在編んでいるアルパカ中細毛での3号針のみの使用となりますが
ざっと感じたことを記します。
まずは針とケーブルの接続からです。
説明書には「ケーブルキーをケーブルの小さな穴に差し込み、
それを取っ手のように使ってケーブルと編み針を締め付けます。」
と書いてありますが、これが私には難問でした。
最初は穴にキーを差し込んで、ほじるようにキー自体をくるくると回してみたり。。
しばらくしてからやっと意味を理解しました。
「メタルの部分が滑り易いので、ケーブル側は穴に刺したキーを持って、
編み針側は木の部分を持って、ねじを締めなさい」ということなのですね。
ようやく編み針の準備が出来たところで編み物に取り掛かりました。
一言で言いますと、ほぼ文句なしに編み易い針だと感じました。
一番最初に感じたのは質感の違いでした。
KnitProには薄く漆を塗ったような湿感があり、毛糸が吸いついてくるような感じです。
現在編んでいるアルパカの中細毛は竹の針では少々軋むことがあったのですが、
この針ではその様なこともありません。
それでいて毛糸が滑り過ぎることもなく、動く時にはするっと動いて
落ち着く時にはぴたっと落ち着いてくれます。
この針にはラミネート加工がされているそうなのですが、その加工が
このような質感を生みだしているのでしょうか。
次に気付いたのは針先の特徴です。
これまで使っていたクロバー匠の3号棒針と比較し、
針先が細く、そして針の肩までの部分が少し長めです。
私のこれまでの編み方では、糸をすくう際に針の肩辺りで毛糸を引っ掛けていましたが、
そのままの編み方をKnitProで行いますと針先の辺りで糸が掛かります。
長めに針を挿し込めばKnitProでも肩を使うことが出来ますが
どちらが良いかは今後研究してみようと思います。
針先が細いので針の挿し込み易さは抜群でした。
逆に少し困りましたのはケーブルの固さです。
少し弾力があり過ぎて少々編みづらいと思いましたが
輪針自体が初めてのこともあり、これが普通なのか良く分かりません。
まぁ、そのうち慣れることでしょう。
心配していたアジャスター部分の糸の滑りについては
さほど気になることはありませんでした。
針のお色も想像通り美しく、見ていて素敵な気持ちになります。
つらつらと書きましたが、このあたりが現在の感想です。
人の好みは千差万別ですので、手に取るまで分からない部分もありましたが
私はこの針が好きでした。
今後は用途や毛糸の性質によって竹針と使い分けていこうと思います。
後から気がついたのですが、この針の袋と毛糸を入れているランチバッグ、
なんだか配色が似ています。
おそろいみたいで少し嬉しいです。
長い文章にお付き合い下さりありがとうございました。
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